子猫を飼いたい！譲渡会・里親募集・ペットショップ？これから猫を飼う人に伝えたい5つの事
一カ月くらい前に野良猫の子猫2匹を保護し、里親さんを募集しました。そして、子猫の里親さんが決まりトライアルも終わり今月（2022年6月）2匹とも正式譲渡いたしました。実際に里親さんのお家に行き、猫ちゃんの元気な様子をみると本当に嬉しくなります。保護してよかったなぁ～と心から思える日です！
2匹とも理想の飼い主さんに出逢えてよかったなぁ～と思います。
その子猫がこちら
ここ数年、猫ちゃんブームが続いています。インスタやブログ、ユーチューブなどでカワイイ猫の動画や画像を見ると欲しいなぁ～と思いますよね！だってカワイイんだもん。
実際に飼おう～と決心して里親を募集に連絡をくれるのですが、飼ってみたら大変！こんなはずじゃなかった～みたいな方がおられます。
今回は「これから猫を飼う人に伝えたい5つの事」をお伝えします。
●猫の寿命
猫の寿命はどれくらいだと思いますか？ネットでは15年くらいとか書かれていたりしていますが、猫の寿命を20年くらいと想像してみてください。
あなたは何歳ですか？
その間に、結婚したり、子供ができたり、引っ越したり・・・人生の大きな動きがあります。
今だけではなくこの先20年くらいを想像してみて下さい。
当たり前ですが、動物を飼うと言うことは動物の一生を引き受けることになります。
掲示板などでみかける里親募集の理由
●引っ越しや転勤で飼えなくなりました。
●子供がアレルギーで飼えなくなりました。
●飼い主が病気で飼えなくなりました。
●先住猫との相性がよくないので飼えなくなりました。
●飼い主が亡くなり、動物を保護しました・・・
とか見かけます。もちろん里親さんを探しているのは良い事だと思いますが・・・動物がかわいそうです。
あなたと別れることがどんなに辛いか・・・考えてみてください
よく人に渡せるなぁ～と思う時があります。ずっと一緒に過ごしてきて家族なのに・・・終生可愛がってくださいね！
里親募集では60歳以上の方にはお渡ししないようになっています。決して意地悪で言っているわけではありません。20年と考えると80歳…ペットも飼い主ももう介護が必要になってきます。
●猫ちゃんにとって快適な環境
よく、何もないままで猫ちゃんを迎え入れる方がおられます。
段ボールとトイレと餌があればいいのでしょうか？なんて聞いて来られる方もいます。
もちろん、高価なものを与えてくださいとは言いませんが、猫ちゃんが心地よい環境で過ごせるようにして欲しいなぁ～と思います。
環境庁のＨＰより
（クリックすると環境庁のHP、「無責任飼い主0宣言」が開きます）
ネコ様のお部屋はこちら
PDFをクリックするとペットを飼うマナーとか、責任、犬の飼い方のルールなどたくさんありますが、とってもわかりやすく図にまとめられています。
保護団体さんなど譲渡するときに渡すといいかもしれません。私も猫ちゃんを譲渡するときにこのパンフレットをお渡します。
●叱ってもムダ、慣れましょう！
猫のかわいいところと言ったら～やっぱり自由気ままに生きているところ。ツンデレも魅力で今甘えているかと思えば、急にプイッといなくなる。呼んでもこない・・・常にマイペース！
そして、ネコ様はしつけられるのが大嫌い！それがまた可愛いところ～叱ることはせず、慣れてください。
猫を飼うとカーテンはボロボロ、花瓶は割るし、ふすまとか障子は穴だらけ～ビリビリっと破るのが好きみたい・・・ある時はゴキブリをくわえていたり・・・怒っても無駄です！慣れてください。
ネコ様が悪いのではなくネコ様の習性、生粋のハンターなのです。決して怒らないで！
先日、いつも遊びに来る野猫ちゃんがお土産を持ってきてくれました。
なわばり意識が強く、家の中でもパトロール！
遊びたい時は遊び、甘えたい時に甘えて、飽きたらさっさと立ち去る。夜行性で昼間はほとんど寝て過ごす～これがまた可愛いのです💛
ネコ様は自由が好きなのです。
たまにユーチューブで見るのですがお手とかお代りをする猫ちゃんがいます。かなり訓練したのでしょうか？
●大袈裟くらいがちょうどいい
はじめて猫を飼う方は猫ってこんなに眠るの？って思われる方もいるかもしれません・・・夜行性なので昼間はよく眠っています。眠っている時間が多いので体調の変化に気が付かない場合も多く、病院へ行ったときにはなんでもっと早く連れてこないの？なんて病院の先生に怒られる場合もあります。特に子猫は要注意です。
食事の量、元気がない、トイレ・・・何かいつもと違う？と思ったらすぐに病院へ行ってください！
ペットは猫ちゃんもワンちゃんも大袈裟くらいがちょうどいいです。
猫の里親探しをして譲渡してからこんな事件がありました。
●ネコが元気がない。でも今日は様子をみよう～そして、あした病院へ行こう。朝はまぁ大丈夫、仕事から帰ったら病院へいこう・・・なぁ～んて思っていて帰ったら猫がなくなっていました。すみません・・・と泣きながら電話してきました。もう一匹譲っていただけますか？と言ってきました？？？
ありえません。譲渡してから一カ月以内の出来事です。
言葉がありません・・・
子猫は体調を崩しやすいし、おもちゃなんかを食べてしまいがち。なのですぐに様子がおかしい？と思ったら病院へ行ってください。もちろん、もう猫ちゃんは譲渡しません
こういう方がいるので、一人暮らしの方や経済力のない方へは譲渡してません。
一人暮らしの方はお仕事があるのでずっと見ていることができません～そして、病院代の心配があるかたへも譲渡しないようにしています。
でも、たぶんこの子がペットショップで購入した20万円のスコティッシュフォールドだったらすぐに病院へ行くのでしょうね。
野良猫だからいいやと思っているのか、お金がないから保護猫を飼うのかわかりませんが、同じ命なのです。
●猫ちゃん（ワンちゃん）より先に死んではダメ！
ペットを飼うと言うことは、猫ちゃん（ワンちゃん）の生涯をまるごと一緒に過ごしてください！
最後まで一緒に過ごしてください～楽しく、素敵な思いでがたくさん！
どんなに可愛がって育ててもいつかはお別れの日が来ます。とっても悲しい事ですが、ペットを最後まで面倒をみて、最後に辛く悲しいペットとの別れがあります。でも、一緒に過ごした時間はとっても楽しく素敵な思い出がたくさんあります！
当たり前のことですがペットより長生きしてくださいね～♡
たまに、おじいさんやおばあさんと老犬が散歩している光景を見かけます。なんかとっても素敵です～おじいさんやおばあさんもこの子のお散歩しなきゃ～と頑張っているのでしょうが、健康にもいいしペットも長生きしてなんか癒されます。もちろん、何かあった時にはお子さんがいて面倒をみるのが条件ですが・・・
★最後に
2012年頃から猫ちゃんの保護活動をして掲示板や譲渡会などで里親さんを探し、里親さんが決まった猫ちゃんはもう150匹を超えました！みんな幸せになっているといいなぁ～と写真をみながらたまに思うのですが・・・。
大切に飼って頂いて幸せになっている猫ちゃんがほとんどですが、でもやっぱり里親詐欺みたいな人に渡してしまった猫ちゃんもいますし、捨ててしまう飼い主さんもいます・・・。良い人に見えてもよくわかりません。
だから、譲渡条件はどんどん厳しくなってきています。
●リンク：譲渡条件はこちら
今まで譲渡してこんなひどい人や事件もありました。
・猫を捨てる人
理由：夫婦喧嘩して旦那に猫を捨てられた。
・子猫が亡くなってしまった
理由：猫が多頭飼いしていて調子が悪いのが気が付かなかったと言っていましたが経済的な問題なのかと思います。体調が悪いなぁ～とかなんかいつもと様子が違うと思ったらすぐに病院へ行ってください。
・他の人にあげた
理由：他に理想のかわいい猫がいたのでそちらにした。だから猫は人にあげた
返してくださいと言ったら、もう私の猫ですので私が自由にするのは勝手ですと言われた・・・
・猫を売った
よくわかりませんが、1匹2000円くらいで買う人がいるそうです。たぶん、動物実験やペット用の手術に使用する血・虐待目的・・・その人は売ったとは言いませんでしたが、他のボランティアからも数匹猫を譲渡されており、そういううわさがありました。確認はできませんでした・・・
警察にも言いましたが証拠がなく調べてもらえませんでした。
世の中にこんな人がいるんだぁ～と考えらせられる事件でした。動物が好きで飼う～だから大切に育ててくれると勝手に思い込んでしまいました・・・
保護するときに必ず母猫に（実際にはいませんが）、「この子は幸せにするから安心してね～」と言い保護します。猫の命を預かっているわけなので大切に保護して病院へ行き、里親さんが見つかるまで大切に育てます～一匹、一匹性格なども違うのでできるだけその子に合う里親さんを探すようにします。
よく、サイトで里親の条件が厳しい～とか、ボランティアが偉そう・・・とか、里親を探すサイトで言われています。でも、このような悲しい事件があるから譲渡条件が厳しくなってきています。本当に猫ちゃんが好きで飼いたいのならきっとその気持ちは伝わると思います。この人だったら大切に育ててくれそう～と少し条件が違ってもお渡しするときもあります。
ペットは神様からの宝物です！たくさんの幸せを私たちに与えてくれます。
ペットショップで購入しようと、里親募集だったり、譲渡会で猫ちゃんをみつけてもやっぱりどの猫ちゃんも可愛いです！
これからペットを飼う方に伝えたいこと本当の事は
です。
是非ペットと一緒に楽しい時間（人生）を過ごしてください。
こちらもおすすめ
カワイイ動物の寝顔特集！！犬、猫、ライオン、カバ…動物の睡眠時間ランキングしてみました。
保護猫の里親になりたい人は、飼う前にまずトライアルをしてみましょう。
