ペットの事件・NEWS

許せない!トリミング中の事故で愛犬が死亡。トリマーの男性に約40万円の賠償命令

事件が起こったのは2020年5月20日、大阪府内の夫婦と娘さんが飼っていたトイプードルが、兵庫県宝塚市のペットサロンでトリミング中に喉を深く切られて死亡しました。
この事故で飼い主は、ペットサロンの経営者に慰謝料や愛犬の葬儀費用など計約350万円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。

それから約3年 4ヵ月後に判決がでました。

2023年9月12日
大阪地裁は、「怪我の防止策を一切とらなかった被告の過失は大きい」と経営者に計39万6000円の支払いを命じました。

REUTERSより引用(https://jp.reuters.com/article/idJP2023091201001097)


事件の詳細


2020年5月20日
犬は当時8歳のメスのトイプードル(ティファニーちゃん)。飼い主の夫婦らは2020年5月、定期的に利用していた兵庫県宝塚市のペットサロンにトリミングを依頼。
犬を預けて約2時間後に店の経営者でもあるトリマーの男性から「カット中に喉をけがした。隣の動物病院で治療させてもいいですか」と連絡を受けた。


喉の傷は食道に達しており、犬は動物病院で手術を3回受けたが10日後に亡くなりました。

関西テレビNEWSより引用
https://www.ktv.jp/news/feature/0912-inu/gallery/230654/#container


この事故でお互いの言い分がこちら・・・

飼い主
「犬は家族にとってかけがえのない存在だった。通常のトリミングでは生じることがない深い傷を負わせており、重大な過失がある」と訴え、ペットサロンの経営者に慰謝料や愛犬の葬儀費用など計約350万円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。


トリミングサロン
経緯について男性に尋ねると「顔の部分をカットしていたところ、急に伏せの体勢を取り、首が傷ついた」と説明したという。
男性側は裁判で、獣医の初期対応にも問題があったなどの主張を展開しました。


手術をした獣医師さんは
「よほどの力を加えない限り、ここまで深く喉が切れる可能性は低い」と指摘したという。
動物病院の獣医が事故の原因を、トリマーの男性に尋ねても「意識を失っていた。覚えていない」という説明に終始。
その後は「犬が急に伏せの体勢を取ったため首が傷ついた」などと説明しました。しかし獣医は、それだけで今回の事故のような深い傷は生じないと指摘していました。

夫婦側はトリマーの男性に重大な過失があったと主張し、「現在まで事故に関する具体的な説明をせず、正式な謝罪もなく、誠意が見られない」とした。

そして、トリミングサロンのオーナー(トリマー)は「獣医の初期対応にも問題があった」と主張・・・病院側の責任にしたりどうしようもないトリミングサロンのオーナーです・・・

ヤフーニュースより引用
飼い主さんのインスタより

トリマーの私から一言

私は、トリマーをしていました。トリミングの学校時代は約2年ですが、学校でハサミの向きと角度を何度も注意され、ワンちゃんを傷つけないようにカットすることを習いました。
学校で習うのはカットだけではありません!ワンちゃんを傷つけない事。怪我をさせないことです。

私は今までワンちゃんを傷つけたことはないです・・・少しバリカンやスリッカーまけで赤くなることはありましたが、こんな怪我なんて絶対にありえません。

トリミングであんなに喉を切ることなんて絶対に ない!ない!ない! 
トリマーも人間だから怪我をさせることはあるかもしれないけど、ここまで傷つけることはないです。

故意でわざとやった事故にしか思えません。

この事件はずっと気になっていました。39万6000円ってバカにしているのですか?大切な大事な家族を傷つけられ、何も言えないワンちゃんが苦しんで、ワンちゃんは8歳でまだ家族と一緒にいられるはずだったのに・・・

39万6000円の詳細は・・・
慰謝料の額については「愛犬の購入価格(40万円弱)を大幅に超過する金額を肯定することはできない」などと判断。

これってすごくバカにしている価格ですよね~物じゃない。大切な家族なのに・・・


ワンちゃんの事を思うと悲しいです。行きたくない怖いトリミングサロンに行かされて、恐い思いをして・・・苦しんで・・・病院にいた時間、ワンちゃんはどんな気持ちだったか・・・



もちろん、カットするのに大変なワンちゃんもいます。爪切りが嫌いで暴れたり、顔まわりをカットするのに動いて暴れて噛みつく子もいます。
トリマーにとって噛みつかれることは結構あると思います。(私はまだないのですが・・・)

トリミングの学校時代には噛みつかれて血だらけになっている人もいました~見ていて怖くなったほどです。

私の想像ですけど、この事件はカット中にこの子が暴れて噛みつきそうになり、このトリマー(経営者)が怒ってムカついて我を忘れて傷つけたと思ってしまいます。

トリミングサロンの選び方

これって難しいですよね~
この裁判を行った飼い主さんはトリミングサロンの選び方の重要性をわかってほしいと裁判を起こしたとネットに記載がありましたが・・・

これからはトリミング中もカメラをつけて録画しているお店がいいのではないでしょうか?

オーナーは必ずお客様のワンちゃんをカットしている時の様子を録画していたほうが良いと思います。
そうすることで証拠になりますし、トリマーもちゃんと仕事をするようになります。


以前はやったオープン(ガラス張りでカットしているのが見えるようになっている)のトリミングサロンがありましたが、あれはワンちゃんが飼い主さんを見るとどうしても落ち着きがなくなるので、動画で見れるようにするのがいいと思います。
ただし、ユーチューブとかに勝手に使用される可能性もあるのでそこは考える必要がありますが・・・

まず、安心できるところに行ったほうが良いです。

●少しでも不安になったところはやめましょう~例えば一回行ってワンちゃんの皮膚が赤くなっているとか、ワンちゃんがいつも震えるとか・・・そういう場所はやめましょう。

●トリマー歴の長い人がいいかもです。

●感じの悪いトリマーはワンちゃんも嫌です。感じの良いトリマーにしましょう~

●いろいろ聞いてくるトリマーさんがいいでしょう。そして、トリミング後にちゃんとトリミングノートをつけていて説明がある人がいいです。
例:爪切りを嫌がりますね~、最近少し太ったみたいなので気をつけてくださいね~とか、お腹にイボができていますよ~、今度はこんなカットもかわいいですよ~とか・・・


毎回同じところではなくたまに違うところにいってみて何か発見するのも良いと思います。

飼い主にできること。

最期にどうすれば大切な家族、ワンちゃんを事故に合わないように守れるか?を少し考えてみたいと思います。

以前、マルチーズを飼っていました。港区のトリミングサロンでいつもトリミングしていましたが、トリミング後に目が開かなくなってしまいました・・・すぐにトリミングサロンに電話をしたところ、すぐに連れてきてと言われて連れて行きました。

目にシャンプーが入っただけです・・・と言われ目薬をされただけで終わりました。

次の日も目が開きません・・・手で目を開けてみると真っ赤に充血しています~
すぐに動物病院へ行き、洗眼をしてもらいなんとか大丈夫になりましたが、本当に心配でした。

数年後、私はトリマーの資格をとりました。マルチーズのカットには間に合いませんでしたが、トイプードル3匹はずっと私がお家でカットするようになりました。

と言っても、みなさんはトリミングを学ぶ時間などないですよね~ですから、



トリミングサロン選びで気をつけて欲しい事・飼い主にできる事

★長時間預けない

1匹のトリミングで約1時間半~2時間半かかります。
チワワやダックス、柴犬やポメラニアンなどあまりカットをしない子は早いです。爪切り、耳掃除、シャンプー、ドライヤー 少し足回りやお顔周りをカットだけだと約1時間~2時間

トイプードルや、ヨークシャテリア、マルチーズ、シーズー、シュナウザー・・・など全身カットが必要な子は約2時間~3時間かかります。
(大きさや、カットにもよりますが・・・)

ワンちゃんをトリミングサロンに連れて行くときは予約性の店を選びなるべく長時間預けない。
ワンちゃんにストレスをかけないようにする!

★自宅にトリマーさんに来てもらう。

お店に預けるより自宅でできたら安心ですよね~今は個人で移動式のトリミングカーでトリミングしているトリマーさんもいます。
自宅(またはトリミングカー)でトリミングしてもらう。
お家でトリミング出来たらワンちゃんもストレスが少なく、すぐに終わり安心です。

★自宅で自分でトリミングする。

キレイにカットはできなくても、自分でカットしてあげることは可能です。今はユーチューブなどでカットの仕方など動画がたくさんあります。
そして、自分でトリミングでのメリットは自分がカットしているので安心!

ちょっとづづていいんです。1日で全部しなくていいのです。

今日は爪切り、明日はシャンプー、週末はカット(バリカン)、翌日はお顔まわりとか・・・
キレイじゃなくてもいいんです。
数年やっていると、本当に上手くなりますよ~

愛情があればワンちゃんも喜びます。
そして、お家でのカットなのでストレスが少ないです。

大切な家族、トリミングサロンは選びは慎重に!

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